上気道炎

こどもの風邪について

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こんにちわ☀️

みしま小児科クリニック青葉台の三島です。

4月に入り、保育園デビューをしたお子様も多いかと思います。早速鼻水や咳がたくさん出て、ご心配な方も多いですよね。

今回は、小児科で最もよく見かける“こどもの風邪”について、わかりやすくご紹介したいと思います。お子さんが繰り返し風邪をひいて、心配になることもありますよね。でも実は、それにはちゃんと理由があるんです🍀

🌸「かぜ」ってなに?

「かぜ」とは、ウイルスが原因で起こる呼吸器の感染症のことです。くしゃみ、鼻水、咳、発熱などの症状が出ますが、多くは自然に治る病気です。原因となるウイルスはとってもたくさんあります!

👶小さな子がよく風邪をひくのは普通のこと

乳幼児は、1年間に平均して6~8回くらい風邪をひくと言われています。保育園や幼稚園に通っていると、それ以上のこともあります。でも、それは「体が弱いから」ではなく、まだ知らないウイルスに出会っている途中だからなんです😊

🦠ライノウイルスは100種類以上!?

風邪を引き起こす代表的なウイルスのひとつ「ライノウイルス」だけでも、なんと100種類以上あるんです!そのたびに体は少しずつ免疫を作って、強くなっていきます。風邪を繰り返すのは、体の免疫を成長させる事でもあるんです✨

💊風邪薬って効くの?

風邪薬には、主に「痰や鼻水を出しやすくする薬(去痰薬)」と「咳を抑える薬(鎮咳薬)」があります。ただ、子どもの咳止めには、明確な効果が証明されているものはあまりありません。去痰薬も、鼻水や痰を出しやすくする事を目的としているため、「鼻汁をぴたっと止める薬」ではないことを知っておくとよいと思います。

実は、咳はウイルスや痰を外に出すための大切な働き。すぐに止めるよりも、自然な治癒を助けることが多いんです🌿

ただ、中にはRSウイルスやアデノウイルスなど、放っておくことで咳や発熱が悪化してしまう厄介なウイルスもいます。

症状が続くとき、悪化したとき、どんな時に病院にいけばいいでしょうか。

 

🏥こんなときは病院へ

以下のような場合には、受診をおすすめします:

- 発熱が2日以上続いている。39度以上の高熱がある。

- 咳が長引いていて、呼吸が苦しそう

- 鼻水がなかなか止まらず、鼻づまりで眠れない

- 黄色や緑色の濃い鼻水が続いている

そのほかにも湿疹や関節痛など様々な症状を「風邪ウイルス」は合併します。

お子さんの様子を見て、いつもと違うと感じたら、遠慮なくご相談くださいね!

🧫抗生物質は風邪に効く?

たまに、高熱が心配なので抗生物質を出してほしいという親御様がいらっしゃいます。状況に応じて対応をさせていただくのですが、残念ながら、一般的には風邪の原因はウイルスなので、抗生物質は効きません。また早期に使うことで、重症化や肺炎の予防にも効果があるとは証明されていません。なんとなく心配だから…という理由で使わず、必要な時にだけ使うことが大切です🌱

どんな時に使うかというのは、小児科によっても異なりますが、当院では、
①しっかりとした中耳炎や副鼻腔炎(汚い鼻汁が3日以上続いているなど)が疑われるとき

②扁桃炎や溶連菌感染症という、のどの「細菌による」感染が診断される、または疑われるとき。

③高熱や咳が続き、抗生剤投与が有効と思われる肺炎や気管支炎などが考えられるとき。

などが挙げられます。安易な抗生物質はお子様にとって、むしろ下痢症状や耐性菌の獲得などのデメリットになる可能性もあります。少なくとも当院ではなぜこの子に対して抗生物質を使うのかを説明したうえで使用するように心がけております。

最後に🍀

こどもの風邪は、決して悪いことではなく「強くなるための通過点」。焦らず、温かく見守ってあげてくださいね。何か心配なことがあれば、いつでもみしま小児科クリニック青葉台までご相談ください😊

 

ブログで取り上げてほしい題材やご質問がありましたら、下記問い合わせ先メールから、いつでもご相談ください(^^♪

mishimachildclinic@gmail.com

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